前回のブログでは市販のホームカラーについて、メリット&デメリットをご紹介させて頂きました。
そこで、カラーに来れずお困りのお客様に簡単で髪によくてダメージの少ないものはないかと、市販の白髪染めを試してみました!
お客様にオススメするには、まずは自分で試してから✨
失敗で怖いのは
1、色のチョイスミスで暗すぎ/濃すぎ
2、髪と頭皮へのダメージ
残念なことにパッケージ表面には成分が書かれていなかったので、今回はオーガニックと表記のあるものをジャケ買いしてみました✨
今回試してみた製品
1、BIO Nutrients color shampoo
まずはこちらビオ ニュートリエンツ
ビオ=オーガニック、ニュートリエント=栄養素
ネーミングは、なんか良さそう!笑
黒くるみの殻、蜂蜜、パールエキスなどが配合されていて頭皮と髪に優しいとのこと。
黒くるみは海外のナチュラル染めでも使用されているのでちょっと期待できます✨
2、OK Herbal color care shampoo
そしてもう一つはOK Herbal color care shampoo
オーケー ハーバル は、バタフライピーや朝鮮人参などが配合。
どちらの製品もシャンプーにカラー剤がミックスされているようで、シャンプーしながら短時間で染められる手軽さがポイント!
「でもこんな天然成分のシャンプーで本当に染まるの?」ー
早速、中を開けてみましたが全然シャンプーぽくない!普通の2剤式のカラー…
カラーシャンプーというパッケージからてっきり濃い色のシャンプーが入ってると思っておりました。
1、BIO Nutrients color shampoo
2、OK Herbal color care shampoo
パッケージ内部(ずるい!)に成分が書かれていましたので見たところ…
石油系シャンプーの代表格、ラウレス硫酸(洗浄力が強く肌にあまり良くない)やアルコール数種、PG(欧米では皮膚炎、発がん性が疑われている)などのケミカルパレード…
この白い二剤は6%の過酸化水素、そしてしっかりジアミンも入ってる!!パッケージから想像した様な天然成分カラーシャンプーではなく、ほとんどケミカル!!というか普通のカラー剤!!(笑)
- 袋から2種類の薬液を一緒に出して、よく混ぜる。
- そのまま乾いた根本の髪に馴染ませて、10分〜30分待つ。
- 色が入ったらよく流す。(他のシャンプーは使わなくて良い)
シャンプー剤も入っているので使い方は簡単✨
ただ、思いのほか質感がシャバシャバな上、泡立たず、すぐに薬剤が黒く反応します。顔に液だれすると↓大槻ケンヂさん↓↓になるので要注意!(笑)
[実際の成分表]
頭皮が敏感なスタッフによると結構染みるとの事。頭皮もつっぱるし、髪もカシカシします。
肝心の白髪はしっかり染まってるのでまだ良いのですが、どちらも自然な黒髪よりも黒すぎる!!
ビオは、少し緑みががった黒。OKハーバルは、透け感は多少あるものの頭皮も髪も黒いです。
OKハーバルの方が水っぽい質感だったのに関わらず、ビオよりもさらに真っ黒。
重ねて使ったら漆黒になりそうなので、今後髪色を明るくするのがかなり難しそう。(耳の横の液垂れでさえ、リムーバーを使っても全然取れません!笑)
[使い方]
スタッフでやってみた結果、ベリー ショートの肌が強い黒髪希望の男性なら良いかも。(限定的ですみません💧)
以下のお客様には、ちょっとオススメしにくいと感じました。
- 今後パーマやストレートをかける可能性がある
- 明るめの色味をご希望、白髪染めでも透明感が欲しい方
- 敏感肌の方 、臭いが気になる方
予想より黒過ぎて皮膚まで染まってしまった(暫く残りました)うえに、頭皮の突っ張り+薬剤臭が残ったので、セルフカラーの前にはちょっとしたケア商品を使うのがおススメ!
[使用感]
スプレー式 保護オイル
まず頭皮に保護オイルを塗ること!これはすべてのヘアカラーにオススメ✨
これだけでもかなり沁みるのと頭皮が染まるのを抑えてくれます。こちらの製品はスプレー式で使いやすいのがうれしいですね。
そしてカラー後は、カーボネイティッドシャンプー(頭皮と髪の残留成分を除去してくれるシャンプー)もオススメ。
アフターケミカル用、炭酸シャンプー
頭皮の臭い、突っ張りをかなり抑えてくれる上に髪のPhも整えて、パーマやカラーの持ちを良くする効果も✨もこもこもの泡で出るので細毛やブリーチ毛、癖毛、どんな髪質にもマルチに使いやすいです。
コンシーラ同様、上記の商品の配送も受け付けております。ご希望の方はatrickaLINEへお問い合わせくださいませ✨
結果と注意点
薬事法が違うからか、タイには日本以上に紛らわしい製品パッケージが多く、オーガニックの定義も曖昧な現状です。英語で読みにくい上、成分表には全ては載っていない事も!
シャンプーも然り、知識がないとジャケ買いするしかないのが消費者の現状…。
出来るだけコンシーラやマスカラタイプの白髪隠しなど、1DAYタイプで分け目だけカバーし、どうしてもセルフカラーをしたい場合はカラーの前と後のケアをしっかりやる事が私達からのオススメです。
また市販カラーは薬剤が強いので必ずパッチテストしてからの使用する事をオススメします✨(一度でも*ジアミンアレルギーが出たら今後ヘアカラー自体が難しくなってしまいます。)
ジアミンアレルギーとは
ヘアカラーに含まれる「酸化染料」が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎で軽度だと痒み、かぶれ、頭皮の痛み、激しいものになると頭皮が膿んだり、呼吸障害、顔面及び全身の腫れ、めまいが起こることも。
バンコクで購入出来るもので「このホームカラー結構良かったよ✨」という方がいらっしゃったらatrickaLINEにて、是非教えてください!成分解析と実験してみます!