前回のブログでご紹介したヘア用コンシーラーパレット、たくさんの方にお問い合わせ頂きありがとうございました。
こちらはダメージなく1日だけ染められるので、買い出しなど外出時だけ根元を隠せて手軽で人気!
ですがあまりに伸びてくると、後頭部や襟足の白髪も気になりますよね。
美容院へ行けないこの自粛生活、いっそのこと市販されているカラー剤でセルフカラーしちゃおうかな…とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
美容師としてはあまりオススメはしませんが、伸びてきた根元が気になるお気持ちはとてもよく分かります!
市販品についてあまり違いが分からない方も多いかと思いますので、簡単にご説明しますね。
市販のカラー剤のメリット・デメリット
市販のアルカリカラー(白髪染めタイプ)
メリット
- 泡タイプやコームタイプなど様々あり、自分で手軽に染めやすい
- 自宅でいつでも手軽に染められる
- コストを抑えられる
デメリット
- 自分で手軽に色が入るよう作られているため薬剤が強い
- ジアミンアレルギーが起きやすく、しみやすい
- 頭皮も髪もダメージしやすく、今後はパーマやカラーが難しくなる
- 塗布ムラ、色ムラが起こりやすい(使用量は多めに準備)
- 色によっては、暗く入りすぎて時間をかけても明るくなりにくい
ヘナなどのナチュラルカラー
メリット
- 100%ヘナの場合はジアミンアレルギーがおきない(混ぜて作られている安価なものは注意)
- トリートメント効果もあるので、髪にハリコシが出る
- 自宅でいつでも染められ、時間を置いても痛まない
デメリット
- 自分でお湯で溶いたりお風呂場を洗ったりと準備・片付けが大変
- 塗布ムラ、色ムラが起こりやすい
- 白髪のみオレンジなどヘナ特有の色に染まり、地毛の明るさは変えられない
- 今後明るくするのがかなり難しくなり、オレンジっぽい赤みの強い色が残る
白髪用のカラートリートメント
メリット
- 毎日お風呂で使える
- ダメージがほとんどない
デメリット
- 使うたびに徐々に染まるので即効性はない(白髪の染まりが薄い)
- 髪の表面がコーティングされるので、サロンカラーをする時に染まりが悪くなる
- 白髪がほんのり染まる程度で地毛のトーンは変えられない
試される前に伝えておきたい事
最後に美容師としてこれだけは伝えておきたい事を、正直に書かせて頂きますね。
基本的に市販品のヘアカラー剤で暗めに染めた場合、その後ムラなくキレイに明るくすることがかなり難しくなります。重ねれば重ねるほど難しくなります。
(サロンカラーの暗めの白髪染めも明るくしにくいですが、市販品はそれ以上に難しいと思って下さい。)
atrickaではティントカラーを使って明るくすることもできますが、ティントカラー→通常カラーと、ダブル工程になるので時間もコストもかかる上に、赤みや濁りが残りやすく、ダメージしやすい。
さらに、どこまで明るくなるかやってみないとわからない、、、という数々のデメリットも。
非常事態宣言の内容が日々変わるタイ。美容院の再開の目処も分からない現状ですので、もしセルフカラーで失敗した場合に美容院に駆け込むこともできません💧
それでもどうしても気になる!染めたい!!
そんな方は、Tゾーンと呼ばれる生え際と分け目の目立つ部分の根元だけを染めるようにしてみてください💡
アフターケアでもダメージレベルが変わりますので、とにかくよくすすいで薬剤を落とし、シャンプーは2回、コンディショナーを塗布して最後のすすぎもしっかりとしてくださいね。
次回のブログでは、「実際にスタッフがタイ🇹🇭で売っているヘアカラー を試してみた結果!!!」をお送りします。笑
引き続きヘア用コンシーラーパレットも販売しておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ!