前回のブログでは市販のホームカラーについて、メリット&デメリットをご紹介させて頂きました。
ざっくり分かったけど、タイで見かける市販カラーはどうなの?という疑問もありますよね。
そこで、美容院へカラーに行けずお困りのお客様に、簡単で髪にダメージの少ないものはないかと自分たちで試してみました😂✨
目次
タイでよく見かける市販カラー、試してみた結果💡
まず市販品でよくある失敗や気になる事はこちら。
- 色のチョイスミスで暗すぎ/濃すぎ
- 髪と頭皮へのダメージ
残念なことにパッケージ表面には成分が書かれていなかったので、簡単にできそうなオーガニックと表記のあるものをジャケ買いしてみました✨
タイの市販カラー2種
BIO Nutrients color shampoo
ビオ=オーガニック、ニュートリエント=栄養素
ネーミングからすると、何となく良さそうです!笑
黒くるみの殻、蜂蜜、パールエキスなどが配合されていて頭皮と髪に優しいとのこと。
黒くるみの殻は海外のナチュラル染めでも使用されているので、ちょっと期待できます✨
OK Herbal color care shampoo
もうひとつのこちらは、バタフライピーや朝鮮人参などを配合。
どちらの製品も、シャンプーにカラー剤がミックスされているようで、シャンプーしながら短時間で染められる手軽さがポイント!
期待しながら開けてみると、普通の2剤式のカラーでした…!
カラーシャンプーというパッケージからてっきり濃い色のシャンプーが入ってると思っておりましたが、パッケージ内部に成分表が…(ずるい!😂)
石油系シャンプーの代表格のラウレス硫酸や(洗浄力が強く肌にあまり良くない)、アルコール数種、PGなどの(欧米では皮膚炎、発がん性が疑われている)ケミカルパレード…過酸化水素やジアミンも。
ジアミンアレルギーになると厄介なので注意です!
ヘアカラーに含まれる「酸化染料」が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎。軽度だと痒みやかぶれ、頭皮の痛み。激しいものになると頭皮が膿んだり、呼吸障害、顔面及び全身の腫れ、めまいが起こることも。
パッケージから想像した様な天然成分カラーシャンプーではなく、ほとんどケミカルメインの普通のカラー剤でした(笑)
[使い方]
- 袋から2種類の薬液を一緒に出して、よく混ぜる。
- そのまま乾いた根本の髪に馴染ませて、10分〜30分待つ。
- 色が入ったらよく流す。(他のシャンプーは使わなくて良い)
シャンプー剤も入っているので使い方は簡単✨
ただ、思いのほか質感がシャバシャバで泡立たず、すぐに薬剤が黒く反応します。
顔に液だれすると↓大槻ケンヂさん↓になるので要注意!(笑)
[使用感]
頭皮が敏感なスタッフによると、結構沁みるとの事。
使用後は頭皮もつっぱるし、髪もカシカシします。
肝心の白髪はしっかり染まってるのでまだ良いのですが、どちらの製品も自然な黒髪よりも黒すぎる!!
ビオは、少し緑みががった黒。OKハーバルは、透け感は多少あるものの頭皮も髪も黒いです。
(耳の横の液垂れでさえ、リムーバーを使っても全然取れないくらい!笑)
どちらも重ねて使ったら漆黒になりそうなくらい黒いので、1回の使用でも今後髪色を明るくするのがかなり難しそう。
結果と注意点
スタッフでやってみた結果、ベリーショートで、肌が強い、黒髪希望の方なら良いかも。(限定的ですみません💧)
以下のお客様には、ちょっとオススメしにくいと感じました。
- 今後パーマやストレートをかける可能性がある
- 明るめの色味をご希望、白髪染めでも透明感が欲しい方
- 敏感肌の方 、臭いが気になる方
予想より黒過ぎて皮膚まで染まってしまったうえに(暫く残りました)、頭皮の突っ張りや薬剤臭が残りました。
ちなみに頭皮のつっぱり感や薬剤臭は他の市販カラーでも起こることなんですね💡
なのでセルフカラーの前にはちょっとしたケア商品を使うのがおススメ!
セルフカラー向け💡サポート製品
スキャルプ サポートオイル
まず頭皮に保護オイルを塗ること!これはすべてのヘアカラーにオススメ✨
これだけでも沁みるのと頭皮が染まるのをかなり抑えてくれます。
こちらの製品はスプレー式で使いやすいのがうれしいですね。
カーボネイティッドシャンプー
ヘアカラーすると頭皮と髪に残ってしまうカラー剤の残留成分を除去してくれる優れもの。
カラー剤の嫌なニオイやつっぱり感をかなり抑えてくれ、髪のPhを整えパーマやカラーの持ちを良くする効果も✨もこもこもの炭酸泡が細毛・ブリーチ毛・癖毛などどんな髪質にもマルチに使えるアイテムです。
これら上記の商品の配送も受け付けております。
ご希望の方はatrickaLINEへお問い合わせくださいませ✨
まとめ
日本とは薬事法が違うからか、タイには日本以上に紛らわしい製品パッケージが多く、オーガニックの定義も曖昧な現状です。英語で読みにくい上、成分表には全ては載っていない事も!
シャンプーも然り、知識がないとジャケ買いするしかないのが消費者の現状…。
コンシーラやマスカラタイプの白髪隠しなどの1DAYタイプのもので分け目だけカバーし、どうしてもセルフカラーをしたい場合はカラーの前と後のケアをしっかりしてあげる事が私達からのオススメです。
また、一度でもジアミンアレルギーを起こしてしまうと、マニキュアやジアミンフリーのヘナやハーブカラーしか使えなくなってしまいます。パッチテストは必ず行ってくださいね。